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エッセイ

私のお芝居礼賛(108)

“ 越前一乗谷 その一 ” 越前一乗谷(いちじょうがたに)と聞いて戦国武将朝倉義景を思い浮かべる人は歴史通です。平成19年8月夏芝居三部興行の歌舞伎座第一部は、作家水上勉が初めて書き下ろした“越前一乗谷”という舞踊劇でし …

私のお芝居礼賛(107)

平成8年2月の明治座は藤田まこと(平成22年没)主演による旅役者の栄光と没落の悲哀を描いた“人生まわり舞台”でした。 戦前から戦後の昭和30年代まで沢山の演劇集団が全国を巡業して人気を博しました。テレビのない時代にお芝居 …

私のお芝居礼賛(106)

平成17年10月のサンシャイン劇場公演は、麻美れいと金田龍之介による“サラ”でした。フランスが生んだ世界的大女優サラ・ベルナール(1844年生-1923年没)は19世紀末から20世紀初めにかけて世界中の知識階級から一般大 …

私のお芝居礼賛(105)

平成16年8月の歌舞伎座は(先代)中村勘九郎主演の“仇ゆめ”でした。このお芝居は北條秀司原作で歌舞伎には珍しいホロリとさせるコメディで、昭和41年日生劇場で17代目勘三郎(当代勘九郎のお祖父さんです。)主演で初演されまし …

私のお芝居礼賛(104)

劇作家小山内薫が大正11年に発表した戯曲に“息子”というのがあり、翌大正12年には六代目尾上菊五郎丈によって早くも帝劇で公演が行われています。 小山内薫が書き下ろした戯曲なので新劇の分野だと思うのですが歌舞伎としても全く …

私のお芝居礼賛(103)

江戸時代の天保年間、歌舞伎の市川宗家の七代目団十郎が“家の芸”として様々工夫を凝らした18の演目を歌舞伎十八番として選定しました。「助六」や「勧進帳」、「暫(しばらく)」など現代まで人気演目として繰り返し上演されているも …

私のお芝居礼賛(102)

“ぢいさんばあさん”という新作歌舞伎があります。森鴎外の短編小説に宇野信夫が脚色・演出を加え70分ほどの芝居に仕上げたもので昭和26年に歌舞伎座で初演されています。私が歌舞伎座でこのお芝居を最初に観たのが平成8年7月でし …

私のお芝居礼賛(101)

“鶴八鶴次郎”は劇作家川口松太郎が昭和9年に発表した短編小説で翌昭和10年“明治一代女”他と共に第一回直木賞を受賞しています。そして昭和13年1月明治座で花柳章太郎の鶴次郎、水谷八重子(初代)の鶴八で舞台化されてその後も …

私のお芝居礼賛(100)

( “無法松の一生” その三 ) 岩下俊作の小説“無法松の一生(富島松五郎伝)”における富島松五郎と吉岡大尉夫人の関係は、谷崎潤一郎の小説“盲目物語”の座頭弥市とお市の方の関係にそっくりです。また松五郎と吉岡敏雄少年の関 …

私のお芝居礼賛(99)

( “無法松の一生” その二 ) 戦争真っただ中の昭和18年に公開された映画“無法松の一生”は大当たりとなります。戦前の人気俳優坂東妻三郎(田村高廣・田村正和・田村亮三兄弟のお父さんです。)が富島松五郎役を勤め、園井恵子 …

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