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エッセイ

私のお芝居礼賛(98)

( “無法松の一生” その一 ) 新型コロナウィルスのせいで観劇ができない為、過去に見たお芝居の筋書本を丹念に読み返しては感動を新たにしております。これまで見た千数百本の演目のほぼすべてに関して日にちや劇場、役者名、座席 …

私のお芝居礼賛(97)

( “紙屋町さくらホテル” その四 ) どの劇場のお芝居でも必ずと言っていいほど1,000円程度で筋書本がロビーで販売されており、筋書のほかに時代背景や俳優のプロフィルなど様々な情報が満載されて観劇の手助けになります。“ …

私のお芝居礼賛(96)

( “紙屋町さくらホテル” その三 ) このお芝居の登場人物で実在の人物は俳優丸山定夫、園井恵子そして海軍特命戦力査閲使として断末魔の日本に抗戦能力が残っているかを調査した長谷川清海軍大将の三人です。移動演劇隊のさくら隊 …

私のお芝居礼賛(95)

( “紙屋町さくらホテル” その二 ) 井上ひさしさんの作品は極めて重いテーマを取扱うときに歌や音楽を入れて場を和ませたり、またクスリと笑える場面を作って観客の緊張をほぐしてくれます。 思想犯を取り締まる(世間から忌み嫌 …

私のお芝居礼賛(94)

( “紙屋町さくらホテル” その一 ) 演劇は時の政権にとって厄介な存在であり続けたようで、江戸時代徳川幕府は歌舞伎をはじめとしたお芝居が政権批判につながらないよう多くの制限を課しました。演劇の持つ一般大衆への様々な分野 …

私のお芝居礼賛(93)

( “盲目物語” その六 ) 夫勝家から北ノ庄城を落ち延びるようにと強く言われたお市の方でしたが、三人の娘たちだけを逃がし自身は夫と共に自害して果てます。弥市はお城に火を放ち、同じ死ぬならお市の方と一つ炎に焼かれたいと願 …

私のお芝居礼賛(92)

( “盲目物語” その五 ) 文豪谷崎潤一郎が昭和六年に発表した小説“盲目物語”は、 「わたくし生国は近江の国長浜在でござりまして、誕生は天文21年の年でござりますから当年は幾つになりまするやら。左様、左様、65歳いえ6 …

私のお芝居礼賛(91)

( “盲目物語” その四 ) “盲目物語”に副題をつけるとすれば“お市を巡る4人の男達”とでもなりましょうか。織田信長の妹に生まれ絶世の美女と謳われたお市の方は、政略結婚とはいえ近江の国小谷城主浅井長政に嫁いで幸せな日々 …

私のお芝居礼賛(90)

( “盲目物語” その三 ) 歌舞伎では一つのお芝居の中で二役を勤めることが少なからずあり、しかも例えば“仮名手本忠臣蔵”のように大星由良助(おおぼしゆらのすけ→大石内蔵助)と高師直(こうのもろのお→吉良上野介)という仇 …

私のお芝居礼賛(89)

( “盲目物語” その二 ) 昭和30年の初演から17代目中村勘三郎丈と6代目中村歌右衛門丈とで素晴らしい歌舞伎に仕上がった“盲目物語”は、平成に入り18代目中村勘三郎丈(当時勘九郎)と当代坂東玉三郎丈に受継がれます。 …

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