梅花一型
パルスジェットを背負い式に装備した有人の単座特攻機で、潜水艦でもたらされたドイツのV-1号の設計図を基にして製作した。ドイツのV-1号は無人で第二次大戦中ヨーロッパ本土からイギリスロンドン目指してカタパルトから発射された飛行爆弾で今日の巡航ミサイルの始祖ともいえる兵器であるが、日本の梅花は搭乗員が操縦して頭部に100㌔から250㌔ほどの爆弾を搭載し敵が本土近くまで侵攻してきたときに洞窟からカタパルトで発進させて敵上陸用舟艇に体当たり攻撃を仕掛ける計画だった。燃料はなんと松脂(まつやに→松根油)だったとか。昭和20年7月設計が急ピッチで進められたが実機が完成しないままやがて終戦となった。このようなきわめてマイナーな飛行機をチェコ共和国のA+Vモデルが二型・三型も含めて1/48キットを発売しているのは驚きである。
符号 | ナシ |
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縮尺 | 1/48 |
模型メーカー | A+Vモデル |
素材 | レジン |