泰山(陸上攻撃機)
昭和16年初め一式陸上攻撃機の後継機として日本海軍が試作を三菱に命じた陸上攻撃機であったが度重なる海軍の武装・防弾強化などの過大な要求によって計画は停止状態となる。そして戦局悪化に伴い昭和19年に入って試作そのものが中止されたので実機は完成しておらず写真どころか資料すらもほとんど目にしたことがない。このような計画段階レベルの飛行機をウクライナ共和国のユニクラフト社が1/72ながら有難いことにキットを発売してくれたが、平成29年新発売にもかかわらず案の定粗悪きわまりないキットで欠品・変形・不合などが多く製作には泣かされる。輸入キット専門店に依頼すれば時間はかかるが入手は可能である。
なお昭和18年以降日本海軍の航空機命名はそれまでの年号形式(昭和17年は紀元2602年なので末尾の2をとって二式○○という具合に命名していた。)をやめて戦闘機なら“風”をつけて例えば烈風・強風や陣風などと命名し、攻撃機は“山”をつけて例えば天山や深山・連山と命名する方式に改めている。
符号 | G7Ⅿ |
---|---|
縮尺 | 1/72 |
模型メーカー | ユニクラフト社 |
素材 | レジン |