零式輸送機
世界各国で使用されたアメリカの傑作旅客機ダグラスDC3を国産化した輸送機で日中戦争から昭和20年の終戦まで海軍の主力輸送機として使われ、合計490機ほどが作られたが終戦時の残存機は51機という。零式輸送機とはいうものの実際はダグラス社の旅客機DC3の塗装を変えて若干の改修を施しただけのほとんど同じ飛行機であり、当事務所にやってきたお客さんがこの零式輸送機の模型を見るなり「おっ!ダグラスDC3!」と感嘆の声を上げたのでちょっと驚いたことがあった。この方は軍用機に関しては詳しくないのですが旅客機マニアで塗装が違えどもすぐわかったらしいのです。その後飛行機の話で二時間盛り上がり結局何をしに当事務所に来たのかわからないまま帰って行かれました。
中国の模型メーカーであるトランぺッター社がアメリカのダグラスDC3旅客機を軍用機型に改造して米空軍が使用したC48スカイトレインの1/48モデルを発売しているが、これの塗装を変えて日本海軍零式輸送機として製作してみた。ヨーロッパの模型メーカー同様粗悪キットであるが、外からはほとんど見えにくい胴体内部の客室用座席や小部屋なども作りこまれていてその点はちょっと感心した。1/48の零式輸送機のモデルはないが、1/72だとウクライナ共和国のAモデルがキットを発売している。日本のハセガワなども1/200というごく小さいものながらキットを発売している。
符号 | L2D2 |
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縮尺 | 1/48 |
模型メーカー | トランぺッター |
素材 | プラスチック |