九一式一号飛行艇
一五式飛行艇や八九式飛行艇に代わる新型飛行艇として広工廠(ひろ こうしょう)が昭和6年から開発を開始し翌昭和7年に完成して制式採用された九一式一号飛行艇は、中国戦線での輸送飛行や沿岸哨戒に従事したが旧式化に伴い昭和12年に製造を終了した。実機の総生産機数は二号も併せて47機。発動機を二つ主翼の上に櫓(やぐら)状に置いた特異な形はファンも少なくないと思われるが九一式飛行艇の模型はキットも含めて見たことがない。海外メーカーですらも手掛けないようであるが、この模型は愛知在住のソリッドモデラーKさんが朴木(ほうのき)を削り出し金属部品も組み合わせて製作された労作である。本機の写真や資料が極端に少ない中このような精密な模型を一から製作されたことは驚嘆に値する。
符号 | H4H1 |
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縮尺 | 1/30 |
模型メーカー | フルスクラッチ |
素材 | 木 |