一式双発高等練習機 甲型
昭和14年ごろ次第に旧式化してきた九五式練習機に代わる多目的双発高等練習機の製作を陸軍が立川に指示し、これを受けて完成させた機体で初飛行から成績が極めて良かったために昭和16年に制式採用された。甲型は操縦と航法の練習用で胴体上部に天測用の半球形の小型ドームを設置している。キットは1/72以外は見たことがないが、愛知県在住のプロはだしのソリッドモデラーの方にご無理を言って製作をお願いし朴ノ木の削り出しから始まって数ヶ月もかかって完成させていただいたもの。筋彫りやエンジン回り、陸軍独特のピトー管など完璧と言ってもいいぐらいの出来栄えで実際のこの飛行機もかくやと思われるほどリアル感が伝わってくる逸品である。
符号 | キ-54甲 |
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縮尺 | 1/50 |
模型メーカー | フルスクラッチ |
素材 | 木 |