戦争と経営の共通点
戦争と経営の共通点(10)
休むのも仕事の内 新型コロナウィルス蔓延で世の中は大変な状況になっていますが、安部総理大臣が連続147日休みなしに公務に携わり続けた後、先日慶応大学病院でほぼ丸一日検査を受けたことで色々憶測が広がっています。自民党の総理 …
戦争と経営の共通点(9)
鋭きも鈍きも・・・ 江戸時代後期に広瀬淡窓という儒学者が大分県日田に咸宜園(かんぎえん)と言う私塾を開いていました。咸宜とは“ことごとく よろしく”と読み、学問を志す者ならば身分を問わず平等に受け入れるという意味だそうで …
戦争と経営の共通点(8)
標準化とセクト主義と 戦前から戦中にかけて日本陸軍と海軍の仲の悪いことは有名で事あるごとにネーミングから兵器の規格まで互いを無視し対立を繰り返していました。 例えば国民の献金によって軍に献納された飛行機を陸軍では愛国機、 …
戦争と経営の共通点(7)
表現は具体的に 三菱商事の元の社長で槙原さんという方が日経新聞に“私の苦笑い”というタイトルで談話を載せていました。社長就任直後に社内公用語を英語にという方針を打ち出した(結局は挫折)のだそうですが、その理由は英語が最も …
戦争と経営の共通点(6)
営業部だけがエラいのか 平成19年6月兵庫県神戸市にある戦没商船資料館を見学しました。商船とは輸送船のことです。華々しい海の戦いの末に沈没した軍艦は小説にも映画にも取り上げられることが多いですが、輸送船などの商船のほうが …
戦争と経営の共通点(5)
負け方を知らなかった日本 日本はその開闢以来、海に囲まれた島国ということが幸いしてか国が滅びるような敗戦を経験しないまま太平洋戦争に突入しました。明治維新以降でも日清、日露の両戦役に勝利した(ことになっている)後も勝ち戦 …
戦争と経営の共通点(4)
もったいないの呪縛 その2 日本海軍の主力戦闘機の零式艦上戦闘機(零戦)は合計1万機以上も作られ、陸軍の主力戦闘機だった1式戦闘機(隼)も5千機以上作られています。また大東亜決戦機とまで謳われた4式戦闘機(疾風)も3千機 …
戦争と経営の共通点(3)
もったいないの呪縛 その1 もったいない”という言葉は世界の中で日本にしかない表現だそうですが、日本人は長い間常にモノ不足(人余り)の状態が続いた為にモノを異常とも思えるほど大切に扱いました。戦争中はさらにそ …
戦争と経営の共通点(2)
準備 昭和16年12月8日から1367日も続いた太平洋戦争において大海戦と言われるのはハワイ・マレー沖海戦、珊瑚海海戦、ミッドウェイ海戦、南太平洋海戦、マリアナ沖海戦、フィリピン沖海戦程度しかありません。このほかにも小規 …
戦争と経営の共通点(1)
先の太平洋戦争において昭和17年から19年にかけて南方洋上で日本軍航空機と戦うアメリカ軍パイロットは、1ヵ月戦うと次の1ヵ月はオーストラリアで休養し、次の1ヵ月はアメリカ本土に帰って訓練に従事して、万全の体調を整えて又南 …