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エッセイ

私のお芝居礼賛(20)

昭和26年1月に開場した現歌舞伎座がこの月の公演を最後に取壊されてしまう平成22年4月がとうとうやってきてしまいました。開場以来すでに59年余りの歳月が流れていますのでやむをえないこととはいえ東銀座のビル群の中に燦然と輝 …

私のお芝居礼賛(19)

平成21年12月の歌舞伎座夜の部は中村勘三郎主演の鼠小僧でした。野田秀樹演出でしたから「壁に耳あり、柱にシロアリ」とか「油っぽい顔して水臭い」などのギャグもふんだんに取り入れられ、従来の歌舞伎からは大分外れた大衆娯楽劇と …

私のお芝居礼賛(18)

平成21年9月の明治座はコロッケ主演の「仙台四郎物語」でした。 “仙台四郎”をご存知でしょうか?江戸時代末期に仙台に生まれ明治(35年頃没)まで生きたほとんど言葉を喋れない知恵遅れの男で、仙台市内を徘徊し“四郎馬鹿”と呼 …

私のお芝居礼賛(17)

平成21年8月の新橋演舞場は、市川海老蔵主演の「石川五右衛門」でした。五右衛門はご存知日本一の大泥棒で時の天下人豊臣秀吉の命を狙うも捕らえられ、文禄3年(1594年)京都三条の河原で息子諸共釜茹での刑に処せられました。 …

私のお芝居礼賛(16)

平成21年7月歌舞伎座に当代中村勘三郎長男勘太郎が女形で出演しました。「夏祭浪花鑑」の“徳兵衛女房お辰”と泉鏡花原作坂東玉三郎演出の「天守物語」の“亀姫”でした。私は勘太郎を始めてみたのは平成2年12月の歌舞伎座で当時小 …

私のお芝居礼賛(15)

平成21年4月の歌舞伎座は伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)という伊達騒動を題材にした人気狂言でした。人気役者の片岡仁左衛門が主演することと、来年春に歌舞伎座が取り壊しになる為に“さよなら公演”の効果もあってか客席は当然 …

私のお芝居礼賛(14)

役者さんはおそらくは自在に涙を流せるもののようです。演技をする上で涙は大変重要な役割を演ずるのでそれの訓練をしているのでしょう。 一口に涙といっても滂沱たる涙から目を潤ませる程度まで実に様々なバリエーションがあり、これを …

私のお芝居礼賛(13)

昭和29年生まれの私にとって、食べ物に関しては驚きと感動の連続でこれまで来たような気がします。生まれて初めて飲んだ(インスタント)コーヒー、サイフォンで沸かしたコーヒー、初めて食べた牛肉、鰻、などなど世の中にこんなおいし …

私のお芝居礼賛(12)

平成20年3月はシアタークリエ(旧芸術座)で森光子さん主演の放浪記を見ました。 大正9年(1920年)生まれの御歳88歳の方が20代から40代までを熱演するのですが、やはり年齢はごまかせませんね。顔の表情は乏しく、声にも …

参加資格が75歳以上というスーパーシニア野球というのがあり

参加資格が75歳以上というスーパーシニア野球というのがあり、私の父親(昭和2年生まれ→満80歳)が全日本メンバー19人の内の一人に選ばれ平成19年12月19日と20日にハワイでオールアメリカチームと親善試合を行ってきまし …

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