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月別アーカイブ: 2020年8月

私のお芝居礼賛(121)

( “ 夫婦善哉 ” その二 ) 舞台“夫婦善哉”は、とっても後味のいい作品です。柳吉が実家を勘当され出入り禁止といういわば追放されながらも惚れた女とつましくこれから暮らして行けるだろうなと予感させる終わり方だったからで …

私のお芝居礼賛(120)

( “ 夫婦善哉 ” その一 ) 放蕩(ほうとう)息子と呼ばれる人は遠い昔から存在し、落語や小説にもよく取り上げられました。昭和15年に発表された放蕩息子を題材にした短編小説“夫婦善哉(めおとぜんざい)”は無頼派作家の織 …

戦争と経営の共通点(10)

休むのも仕事の内 新型コロナウィルス蔓延で世の中は大変な状況になっていますが、安部総理大臣が連続147日休みなしに公務に携わり続けた後、先日慶応大学病院でほぼ丸一日検査を受けたことで色々憶測が広がっています。自民党の総理 …

私のお芝居礼賛(119)

( “十三夜 その二 ” ) “十三夜”という舞台を見て私が感じた“ちょっと待てよ!” それは、現代劇専門の精悍で格好いい役回りの多い松村雄基(昭和38年生まれ→公演当時52歳)は新派悲劇の人力車夫には全く向いていなかっ …

私のお芝居礼賛(118)

( “ 十三夜 その一 ” ) 平成27年6月の三越劇場は劇団新派の“十三夜”が公演されました。十五夜ほどメジャーではありませんが、十三夜とは旧暦(太陰暦)の9月13日にするお月見のことを言います。旧暦8月15日の十五夜 …

私のお芝居礼賛(117)

( “南の島に雪が降る” その五 ) マノクワリ歌舞伎座の収容人員は250~300人ほどでした。(因みに東京東銀座にある実際の歌舞伎座の収容人員は1900人です。)夜に灯りをつけて興行を行うと敵の空襲を呼ぶことになるため …

私のお芝居礼賛(116)

( “南の島に雪が降る” その四 ) 兵士の情操教育を目的にするからには、ただゲラゲラ笑わせるような酒席の余興のような演芸ではなく本式の芝居が必要と考えた加東さんは、その意図のもとにマノクワリ演芸分隊員を集めます。 する …

私のお芝居礼賛(115)

( “南の島に雪が降る” その三 ) お芝居には(映画も同様ですが)様々な制約があります。上演時間もその一つで長編小説を原作通り全部演ずることはできない場合が多く、当然のように少なからぬ場面を省略したり時間を短縮するため …

私のお芝居礼賛(114)

( “南の島に雪が降る” その二 ) さて舞台“南の島に雪が降る”の粗筋です。昭和18年秋ニューギニア西北端のマノクワリに送られた加東さん達は内地からの補給が途絶えがちになることで負け戦を実感しはじめます。痩せこけた体に …

私のお芝居礼賛(113)

( “南の島に雪が降る” その一 ) 加東大介さんという人情味あふれる俳優がおりました。昭和50年64歳で亡くなっていますから、この名優を知る人は今ではもう60代以上の方でしょうか。映画に数多く出演しテレビでもNHK大河 …

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