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エッセイ

私のお芝居礼賛

私のお芝居礼賛(18)

平成21年9月の明治座はコロッケ主演の「仙台四郎物語」でした。 “仙台四郎”をご存知でしょうか?江戸時代末期に仙台に生まれ明治(35年頃没)まで生きたほとんど言葉を喋れない知恵遅れの男で、仙台市内を徘徊し“四郎馬鹿”と呼 …

私のお芝居礼賛(17)

平成21年8月の新橋演舞場は、市川海老蔵主演の「石川五右衛門」でした。五右衛門はご存知日本一の大泥棒で時の天下人豊臣秀吉の命を狙うも捕らえられ、文禄3年(1594年)京都三条の河原で息子諸共釜茹での刑に処せられました。 …

私のお芝居礼賛(16)

平成21年7月歌舞伎座に当代中村勘三郎長男勘太郎が女形で出演しました。「夏祭浪花鑑」の“徳兵衛女房お辰”と泉鏡花原作坂東玉三郎演出の「天守物語」の“亀姫”でした。私は勘太郎を始めてみたのは平成2年12月の歌舞伎座で当時小 …

私のお芝居礼賛(15)

平成21年4月の歌舞伎座は伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)という伊達騒動を題材にした人気狂言でした。人気役者の片岡仁左衛門が主演することと、来年春に歌舞伎座が取り壊しになる為に“さよなら公演”の効果もあってか客席は当然 …

私のお芝居礼賛(14)

役者さんはおそらくは自在に涙を流せるもののようです。演技をする上で涙は大変重要な役割を演ずるのでそれの訓練をしているのでしょう。 一口に涙といっても滂沱たる涙から目を潤ませる程度まで実に様々なバリエーションがあり、これを …

私のお芝居礼賛(13)

昭和29年生まれの私にとって、食べ物に関しては驚きと感動の連続でこれまで来たような気がします。生まれて初めて飲んだ(インスタント)コーヒー、サイフォンで沸かしたコーヒー、初めて食べた牛肉、鰻、などなど世の中にこんなおいし …

私のお芝居礼賛(12)

平成20年3月はシアタークリエ(旧芸術座)で森光子さん主演の放浪記を見ました。 大正9年(1920年)生まれの御歳88歳の方が20代から40代までを熱演するのですが、やはり年齢はごまかせませんね。顔の表情は乏しく、声にも …

私のお芝居礼賛(11)

昭和30年代、テレビの一般家庭への普及に伴って急速にその姿を消した職業の一つに紙芝居屋さんがあります。毎日ではありませんでしたが夕方になると拍子木の音で子供達を集め、自転車の荷台に設えた額縁のような木の枠の中が紙芝居の劇 …

私のお芝居礼賛(10)

平成19年8月21日当地石巻市民会館にて井上ひさし作“円生と志ん生”というお芝居が角野卓造さん辻萬長さん主演で公演されました。 昭和12年創立の老舗劇団文学座幹部の角野さんとは二年ほど前泉ピン子さんの楽屋でピン子さんにお …

私のお芝居礼賛(9)

平成19年7月の歌舞伎座は名演出家蜷川幸雄演出の“十二夜“でした。蜷川さんは歌舞伎の演出は手がけないと公言していたのを当代尾上菊五郎が口説き落として演出してもらったのだそうです。 このお芝居はシェークスピアの同名の戯曲を …

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