エッセイ
私のお芝居礼賛(32)
平成28年納めの12月観劇は歌舞伎座での坂東玉三郎主演の「二人椀久(ににんわんきゅう)」と「京鹿子娘五人道成寺(きょうかのこむすめごにんどうじょうじ)」でした。基本的にどちらも舞踊劇ですが、美しい幻と妖怪変化(ようかいへ …
私のお芝居礼賛(31)
当事務所の顧問先の常務さんから「歌舞伎を観てみたいんです。」と一年前ぐらいから言われておりました。 歌舞伎は、何の予備知識も素養もない方が初めて観た場合理解しにくい場面が多くきっと訳が分からないまま終わってしまう可能性が …
稲井中学校生徒が職場訪問に!
石巻市の稲井中学校二年生4名が公認会計士という職業に興味を持ってくれて去る7月5日に扇谷会計事務所へ職場訪問にやってきました。 中学二年生で将来の自分の職業意識をもう明確に持っていること自体驚きだったのですが、稲井中学校 …
戦争と経営の共通点(8)
標準化とセクト主義と 戦前から戦中にかけて日本陸軍と海軍の仲の悪いことは有名で事あるごとにネーミングから兵器の規格まで互いを無視し対立を繰り返していました。 例えば国民の献金によって軍に献納された飛行機を陸軍では愛国機、 …
戦争と経営の共通点(7)
表現は具体的に 三菱商事の元の社長で槙原さんという方が日経新聞に“私の苦笑い”というタイトルで談話を載せていました。社長就任直後に社内公用語を英語にという方針を打ち出した(結局は挫折)のだそうですが、その理由は英語が最も …
戦争と経営の共通点(6)
営業部だけがエラいのか 平成19年6月兵庫県神戸市にある戦没商船資料館を見学しました。商船とは輸送船のことです。華々しい海の戦いの末に沈没した軍艦は小説にも映画にも取り上げられることが多いですが、輸送船などの商船のほうが …
戦争と経営の共通点(5)
負け方を知らなかった日本 日本はその開闢以来、海に囲まれた島国ということが幸いしてか国が滅びるような敗戦を経験しないまま太平洋戦争に突入しました。明治維新以降でも日清、日露の両戦役に勝利した(ことになっている)後も勝ち戦 …
戦争と経営の共通点(4)
もったいないの呪縛 その2 日本海軍の主力戦闘機の零式艦上戦闘機(零戦)は合計1万機以上も作られ、陸軍の主力戦闘機だった1式戦闘機(隼)も5千機以上作られています。また大東亜決戦機とまで謳われた4式戦闘機(疾風)も3千機 …