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エッセイ

私のお芝居礼賛

私のお芝居礼賛(37)

時代劇の衰退が止まらないようです。「時代劇はなぜ滅びるのか」という本すら出ている始末です。平成を生きる若者にとって江戸時代以前の歴史はすでに自分たちの国の歴史ではなく外国の歴史という感覚になっているようですし、また時代劇 …

私のお芝居礼賛(36)

平成29年4月の歌舞伎座は長らく上演が途絶えていた「醍醐の花見」でした。平安の昔から桜の名所とされる京都の醍醐寺で慶長3年(1598年)3月に豊臣秀吉が催した花見の宴は“醍醐の花見”としてよく知られています。北野の大茶会 …

私のお芝居礼賛(35)

平成29年3月の日生劇場はフランスの国民的作家と言われるマルセル・パニョルの人情喜劇の傑作“マリウス”でした。“男は辛いよ”で知られる山田洋次監督がこのお芝居の脚本・演出を手掛けたことでも話題になりました。 ストーリーは …

私のお芝居礼賛(34)

平成29年2月の東京芸術劇場は二兎社公演永井愛原作の報道機関への政治圧力を題材にした「ザ・空気」というお芝居でした。 前年の2月に女性総務大臣が「政治的公平性を欠くテレビ局には電波の停止がないとは言えない。」と某テレビ局 …

私のお芝居礼賛(33)

平成29年の観劇始めは歌舞伎座、松本幸四郎・坂東玉三郎主演の「井伊大老」でした。新年のNHK大河ドラマ「直虎」の末裔である井伊直弼(いいなおすけ)のお話です。井伊大老は幕末に吉田松陰をはじめとする尊王攘夷派の志士達を強権 …

私のお芝居礼賛(32)

平成28年納めの12月観劇は歌舞伎座での坂東玉三郎主演の「二人椀久(ににんわんきゅう)」と「京鹿子娘五人道成寺(きょうかのこむすめごにんどうじょうじ)」でした。基本的にどちらも舞踊劇ですが、美しい幻と妖怪変化(ようかいへ …

私のお芝居礼賛(31)

当事務所の顧問先の常務さんから「歌舞伎を観てみたいんです。」と一年前ぐらいから言われておりました。 歌舞伎は、何の予備知識も素養もない方が初めて観た場合理解しにくい場面が多くきっと訳が分からないまま終わってしまう可能性が …

私のお芝居礼賛(30)

平成25年4月2日小雨降るあいにくの天気の中、新しい歌舞伎座がとうとう開場しました。 歌舞伎だけは歌舞伎座で見るべきだというのが持論の私はこの開場を3年前から心待ちにしておりました。ただチケット代は(杮落し公演だけかもし …

私のお芝居礼賛(29)

平成24年12月一年納めの歌舞伎は新橋演舞場での御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)でした。坂東三津五郎扮する弁慶がたくさんの捕り方の首を次々に捩じ切りその生首を大きい桶に放り込んで芋を洗うように掻き回す場面(別名芋洗い …

私のお芝居礼賛(28)

十八代目中村勘三郎丈の訃報が飛び込んできたのが平成24年12月5日の朝のNHKニュースでした。 そのあまりの衝撃に一瞬絶句。 “私のお芝居礼賛ぱあと1”で「中村勘九郎(当時。平成17年一八代目勘三郎を襲名)は日本一幸せな …

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