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エッセイ

私のお芝居礼賛

私のお芝居礼賛(47)

先日BSテレビで昭和32年アカデミー賞受賞作品のアメリカ・イギリスの合作映画「戦場にかける橋」が久久に放映されました。私はあまり映画を見ないのですが、学生の頃から何度か見た映画なので懐かしくなって3時間の大作をじっくりと …

私のお芝居礼賛(46)

平成30年2月の下北沢本多劇場は、戦前から戦後にかけて活躍した歌手淡谷のり子の物語「Sing a Song」でした。昭和6年の満州事変から昭和20年の敗戦に至るまで、貧しかった日本はその持てるすべてを戦争に投入し続けまし …

私のお芝居礼賛(45)

明治の文豪夏目漱石の小説“三四郎”の中に落語家の三代目柳家小さん(当代小さんは六代目)の話芸を称賛する表現で「小さんは天才である。あんな芸術家は滅多に出るものじゃない。何時でも聞けると思うから安っぽい感じがして甚だ気の毒 …

私のお芝居礼賛(44)

平成29年12月の観劇納めは歌舞伎座で坂東玉三郎・市川中車主演による「瞼の母」でした。(私が勝手に選んだ)劇作家長谷川伸5大名作のうちの一つで、今年は歌舞伎でなんとそのうち三作も取り上げられ嬉しいことこの上ありません。 …

私のお芝居礼賛(43)

平成29年11月の国立劇場は、(私が勝手に選んだ)長谷川伸5大名作の一つ「沓掛時次郎(くつかけ ときじろう)」でした。昭和3年に発表されたこの作品は、映画や商業演劇ではよく演じられましたが歌舞伎では41年ぶりのホントに久 …

私のお芝居礼賛(42)

平成29年8月歌舞伎座第一部のもう一本は、本名の波野七緒八(なおや)から今年三代目を襲名したばかりの中村勘太郎君6歳による“玉兎”という10分ほどの舞踊劇でした。18代目中村勘三郎丈の初孫で当代勘九郎の長男です。歌舞伎フ …

私のお芝居礼賛(41)

平成29年8月の歌舞伎座第一部は長谷川伸の名作“刺青奇偶(いれずみちょうはん)”でした。“奇偶”と書いて“ちょうはん”と読ませるのは、サイコロばくちで使う二つのサイコロの目の数の合計が(例えば4と2のように)偶数なら丁( …

私のお芝居礼賛(40)

先月亡くなったばかりの麻央ちゃんの四十九日すらまだだというのに夫である当代市川海老蔵丈はこの七月大歌舞伎では昼の部も夜の部も全部のお芝居で主役をはりセリフも多く出ずっぱりでした。夜の部通し狂言「駄右衛門花御所異聞(だえも …

私のお芝居礼賛(39)

平成29年7月の紀伊国屋ホールは忠臣蔵を題材にした井上ひさしさんの「イヌの仇討ち」でした。忠臣蔵は江戸時代から明治・大正・昭和を経て平成の今日でも善玉大石内蔵助(おおいしくらのすけ)を首魁(しゅかい)とする赤穂浪士と悪玉 …

私のお芝居礼賛(38)

当代市川海老蔵丈の夫人小林麻央ちゃんの訃報が、平成29年6月23日夜7時のNHKニュースのなんとトップニュースで報じられました。この日は東京都議選告示と沖縄慰霊の日であるにもかかわらず(報道バラエティー番組ならいざ知らず …

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